【アビスメシア対策部隊】参加者

アビスメシア教団員への対処

都市機能の護持

【アビスメシア対策部隊】MVP

探究者:フィリア・オルティス
 武器:ナックル
 行動:アビスメシア教団員への対処
 詳細:上陸直後の教団員への対処を行う。
フィリア・オルティスは、アビスメシア対策部隊に属し、大型戦艦の兵上陸阻止において大きな功績を立てました。

【アビスメシア対策部隊】リザルトノベル

 暗い空の上でもはっきりわかるほどに、その船は存在感を放っていた。
 アビスメシア教団と名乗る彼らは、神の教えの名のもとに、崩壊に拍車をかけるべく、群をなして軍事旅団に襲いかかる。
 まるでピラニアのように獰猛で、考え無しの突撃は、凶器すら感じさせ、元から
死に体のレーヴァテインは敗北の色を強めていく。
 そんな空からの軍勢に挑む勇士があった。
 レーヴァテイン外壁に設置されている速射砲。大口径の弾丸を正確に射出する対大型戦艦用壁を操るのは『エルマータ・フルテ』
「アル、制御をお願い」
 アニマたる『アル』に速射砲の制御を任せ左翼から中央に向けての戦列を切り崩しにかかる。
 弾丸が何機ものエスバイロを捉え、空中に無数の花を咲かせた。
それと連携するようにもう一台の速射砲を操るのは『藤原上進』彼のアニマたる『スカイラー・シップライト』も速射砲とシンクロ済み右側の列から中央に向けてを掃討する。
「だが。さしもの高射砲も万能ではない、撃ち漏らしも出るだろう」
 そう『ナナセ』が予言したとおり、何機かのエスバイロは弾丸をすり抜けこちらを目指してひたはしる。だがそのためにナナセがいるのだ。
「自爆覚悟の狂信者……これほど狙いやすい的は無い」
 ナナセのスコープは的確に教団員を捉え、そして。
「おわりだ」
 放たれた弾丸は脳天を穿った。フード内部に血液をぶちまけてその体が木端のように奈落へと落ちていく。
「統率者がいるようだな」
『レーア・アームストロング』が砲座から身を乗り出して空を眺める。
 まるで蜂の群のように飛び回る教団員だったが、明らかにその動きの中心がいる。
 レーアは速射砲を放つ手を止めて、その教団員に狙いを定める。
 次いで放たれた弾丸は見事に教団員をすり抜けてリーダーの男を落した。
「お見事だ」
『フランソワーズ』が魔術で敵を打ち落としながら賞賛した。
『まきちゃん』は統制を失った教団員たちに弾丸を浴びせていく。
 探索者たちの連携は見事だった。そのおかげでエスバイロはほとんど取りつくことができなかった。
 痺れを切らして突撃してくる中型飛空艇。それすらも、火力を集中した連携で落して見せる。
 火のついた船が、ゴオゴオと音をたて沈んでいく。
 だがその船からぱらぱらと教団員たちがレーヴァテインに乗り込むのが確認できると
 『ねこにん』はその教団員たちへ対処するために町へ走った。
「通信回復はまだなのか」
 誰かが『マッキントッシュ・ホリールカ』に問いかける。
 アップルジャックはこの地区の伝令役だった。使役するアニマである『アップルジャック・B・ドリーマー』の報告を受け取り、宣告投げられた問いに答える。
「今中枢にたどり着いた、修理が終われば、すぐだ」 
 すぐとはいっても、もう待てない。そう探索者たちは焦りの表情を浮かべる。
 なぜならすでに、先ほどは米粒大だった大型飛空艇が、見上げるほどの大きさになるくらい、近づいているからだ。
 直後その砲塔がレーヴァテインを狙う。本当の戦いはこれからだった。

●救出

『スライハンド』は屋根の上からレーヴァテインで一番大きな街を見渡していた。
 先行隠密偵察での状況把握により敵の位置。そして救助が必要な場所のめどはついている。
 祈るような面持ちで小隊【連】に事の次第を伝える。
 直後、周囲に歌が響く『ましろ』の奏でる音が、その喉から響く歌が『ファーファ』を介して増幅、町中に響き渡っている。
「わたしの歌がみんなの支えになれば」
 だから諦めないで、そうましろは声を張り上げた。
 ここからは迅速な行動が求めらえる。スラハンド、ましろが所属する【消】は行動を開始した。
「みんなを助けないと」
『ルゥリィ』はいち早く瓦礫に埋もれた市民を発見。満身創痍の彼にファーストエイドを施す。
 その隣で『GREEN』が炎をかき消し。
『木蔦』も傷つき動けなくなった少女を保護、治療を施すと担いで安全な場所を目指した。
 だがそんな木蔦を狙う影が蠢く。
 路地裏の闇から現れたフードの男、その手にはナイフ。
 だが。
 そのナイフは宙を舞うことになる。
 打ち抜いたのは『イヴ』
 その手に握られた銃が硝煙を上げており、その銃口はぴたりとローブの男を捉えて離さない。
「排除する」
銃声が響いた。
そう教団員を排除する動きが加速すれば、安全になった区画や、船の損傷を補強する部隊が動き出す。
『月の住人』は船体に開いた大穴を見あげてため息をつく。
 月の住人が周囲を見渡し警戒、その間に小隊【処】が船を修繕していく。傷ついた配線を交換し、穴を埋める。空気抵抗が小さくなれば船の動力の浪費が抑えられるし、むき出しの配線は欠陥も同じ、それを守れるようになるのは大きい。
『えうげね』は【連】から連絡を受けると即座に『雅』が解析を開始する。
 だがそんな彼らを教団員たちが許すわけがない。遠距離からの狙撃。
 それをはじいたのは『ベディヴィア・ログレス』の盾。
「はわわ、何も分かんないまま死ぬのは嫌なのですぅ~。なので修理頑張ってる皆さんをお護りするです。メイン盾役~なのですよ」
「こんな事になるとは……でもまだ終われない!」
包囲されていることに気が付いた『七瀬・サングウェイ・久世』その手の入力端末を操作し、攻撃に備える。

●反撃

『リア・アドラスティ』は黒のローブを揺らして路地裏を行く。
 目の前に同じような男たちを見つけた、彼等は振り返ると存外明るい声をリアに向ける。
 油断と、信用。
 なんと愚か、リアはそう思う。 
 次いで彼らがリアに背を向けた瞬間。不意に姿勢低くし、急接近。
 短剣で喉笛を切裂く
「命ある限り、希望は捨てないよ」
 そう告げてリアは残りの男たちを屠っていく。

    *    *

 教団員が続々と人員を増やしていく中、対処するメンバーも動き出す。
『ヴァン・ホゥテン』は追い詰めた教団員の骨盤を打ち抜いて動けなくし手や肩を砕いた。スイッチのような何かが教団員の手から零れ落ちる。
「まってくれ! なんでも話す、だからお願いだ」
 直後はなたれた弾丸は教団員の眉間を穿った。
「無力化完了っと。落ち着いて本も読めやしない……」
 そう彼は路地裏から瓦礫で満ちた町の大通りへと足を向ける。
 そこでは『フィー・J・ラルド』が銃弾を避けながら駆けずり回っていた。
「あわわわわ、こ、こないでぇ~」
 後ろから追いすがる教団員たち。
 だがその目の前に降り立ったのが。
『d12ch2』、そして『司郎』
「世界の危機だ? んなの関係ねぇ、ヤるこた同じだろ。俺は強くならねぇといけなくてな、その肉……糧にさせて貰おうか! ……行くぞッ!」
 その言葉に頷いたd12ch2
(皆を守らねば)
 そう胸に誓って、教団員たちを迎撃していく。
 そんな二人に乗じて反撃とばかりに杖をふるフィー。
「どんどんほしさまぶわーってして、わるいひとやっつけるよ」
 中欧広場は戦場と化した。
 それと同時期、町のあちこちで爆発が上がる。
『サヤ』は間一髪でそれを避けたが、サヤは見てしまう、はじけ飛ぶ教信者たちの狂気的ないのりと瞳。
 投降してほしいとサヤは告げたのだ。だがそれに奴らは首を振った、そして返事のかわりにスイッチを押したのだ。
「どうか、どうかもうやめてください。命まで投げ捨てるなんておかしいです」
 いつもうかべているサヤの笑顔に陰りが生じる。
 だけど、教信者たちはその言葉に耳を貸さない。
 そんな彼らの上空から飛来し殴りつける男がいた。『蓮 蒼馬』である。
「世界はお前達の絶望など歯牙にもかけんぞ」
 蒼馬は立ち上がりながら告げる。
「”世界”が目に留めるのは倒れ躓いても生きて挑み続ける者だけだ」
 無力化は難しい、全員の胸にそんな思いが広がっていく。
 だから『ロキ』は説得は考えずに即座に対象を無力化するように行動する。
 闇にまぎれて喉を切り裂き、屍の山を築きあげる。
「よく来たなアワビメシ教団よ! 早速だが死ぬぐらいなら我の部下になるがよい!」
『クロウ・S・ゼーレン』のその声はむなしく周囲に響く。

●彼方より声

『クレイ』は『ステファニー』と戦場を駆けていた。
 二人は教団員に見つからないように姿を隠しつつ、損傷個所を特定。【消・処】へ連絡する。
 だが二人は思いがけない物を見かける。 
 穴だ、しかも人が一人入れるほどの穴。
 二人はその穴の底を覗いてみた。かなり深い。おそらくは船の底までつながっているのではないだろうか。
 その時、クレイは穴の奥に爆薬がセットされているのを見つける。
 あれを解体しなければ。
「クラリス同じように爆弾が仕掛けられている可能性がある、各施設への最適ルートを」
 そう硬い声でステファニーは『クラリス』に命じると、クラリスは早速周囲のマップから経路を逆算し始めた。
 間に合ってほしい、そう祈りを込めながら。
 そんな二人を追い抜いて、話を聞いていた『木下ユーナ』はさらに先の戦場へと駆けていた。
 火の手がさらに強まる、撃ち捨てられた区画。レーヴァテインの消防部隊は対処する区画を絞ることによって大参事を回避はしていたのだが、明らかに人手が足りていない。
 ユーナは歯噛みした。周囲の偵察、そして確認した安全を味方全体に伝えてから【連】を動かす。
 そしてたどり着いたのは巨大な発電装置、その足元。
 見れば大がかりな損傷はない、雷撃で複数のパーツが損傷したのか、衝撃か。
 とりあえず中を見て見なけば分からない。
 そう『魔雲・ヴァンガード』は装甲版をはずし、通信機の中味を確かめる。
「効率のいい稼ぎは効率的な情報と仕事からってね」
 素早く状況を判断、魔雲は周囲の仲間に的確に指示を出していく。
「あっちもこわれてる……」
 そう不安げにつぶやいたのは『エルヴィス』である。エルヴィスは修繕のための人員割り振りを終えると武装をかまえてあたりを見渡した。
 だがそんなエルヴィスは気が付いてしまった。 
 その発電施設の直下に穴があけられ。そこに大量の爆薬が仕込まれていることを。
 しかも一つではない、数えきれないほど、これでもかというくらいに仕掛けられている。
 それは狂った光景だった。
 それ故に、それを発見した一同は、何も手が出せなかった。解除している時間はないが。一つ爆発すれば連鎖的に爆発するだろう。
 絶望的な空気が場を包む。
 その時である。
 通信機越しに、ノイズ交じりな音が聞こえてきた。
 それは、旗艦轟沈の知らせであった。

●大型戦艦上陸

 高射砲の弾倉を何度交換したことだろう。空薬きょうはあたりに雪のようにつもり、その攻撃だけでは精度が足りないと『ラグナー』は自前のライフルも使い、投擲物などを射抜いていく。
 いい加減トリガを引く指もつかれてきた、そう思い始めたころ。
 ついに、敵大型戦艦の接触を許してしまった。
 欠けられる橋。決してたしかとは言えない足元だが教団員たちは恐れずに駆け寄ってくる。
 大量になだれ込んでくるのは教団員たちが、雄たけびともつかない呪詛を口からもらしながら、剣を振るう。
 それを『フレデリカ・マグノリア』 は爆炎で焼き払った。
「貴様らに我が故郷の土は踏ませないでありますよ!」
 立ち上がる煙、だがその向こうから別の敵がやってくる。
「やれ~」
『NAME』が告げた。杖を振るうNAMEの背後から『鉄海 石』が躍り出る。
「まさか教団はカンナカムイと関係が?」
 そう石は教団員たちの刃をいなす。
 切り払い、切り上げ弾き。タックルで教団員を奈落につき落とし、決して侵入を許すまいと奮戦した。
 その背後を守るのは『リゼット』
 リゼッタ家に代々伝わるダイヤモンドで出来ていると謳われた盾、その盾により敵の攻撃を弾き、隙とした。
 剣を突き立て、ひねり、敵を橋から落していく。
 その光景を唖然と見送る教団員、しかし、そんな彼らを『ニューク』が野放しにするわけはない、ニュークは素早く人ごみをかき分け、喉笛に短剣を突き立てる。
 血が空を彩った。
「絶対先に行かせねー 」
『アズール』が大型戦艦から飛び降りてきた教団員を殴り飛ばし、背後から迫る刃を盾で振り払う。
 敵の侵入はかけられた橋からだけではない。
 直接飛び移ってくる場合もあるのだ。
 だから背後から奇襲されまいとアズールは『ケニー』の背中を守った。 
 その頼もしい縦にケニーはにやりと笑みを代え明日。
「さてとここを抜かれると厄介な事この上無いわけだ」
 負けてはいられない、そうケニーは腕で教団員をからめ捕り、深淵へと投げつけた。
「OK,ここはザ・クリーナーらしくこの拳で教団の信者を大掃除しましょうか」
 結果として上陸は防げている。少ない戦力でよくやるものだ、そう思えた。だが、大型戦艦の接触を皮切りに、続々とアビスメシア教団の船が接触し始める。
 数が多すぎるのだ。速射砲だけでは対応しきれなくなってきた。
「くっ。護るためには仕方がない、全力で戦わせてもらう」
 そう『暁 珪』は最速で駆けた。多人数に包囲されないように、逆に見方も包囲されないように素早く位置を変え戦いを継続する。
 そんななか『フィリア・オルティス』は自爆目的の敵を探していた。
 挙動不審な敵を見つければ真っ先に処理しに行く。
「死にたきゃ自分達だけで死になさい」
 スイッチを押すと不吉な金属をはじくような音が、教団員の体内から響く、自爆だ。
 だがフィリアはそのタイミングを見計らって敵の群にその教団員を投げつける。
 大爆発が巻き起こり、かかっている橋もバラバラになって奈落に吸い込まれていく。
 だが、まだまだ物資はある。そう立てかけられる橋。
『ジン』はその橋を架ける教団員たちを積極的に射抜いていくが。それでも敵はゴキブリのように湧いてくる。
「死ぬなら一人で勝手に死ね」
 だが、そんな努力もむなしく。
 一同の背後で爆発音が聞こえた。
 響き渡る悲鳴と絶叫。
 そして止まる送電。動かなくなる機材。
 混乱が探索者の中で走った。
 それを逃すまいと、教団員の攻撃は苛烈さを増す。
 飲み込まれるように空が黒く染まった。
 見えたのはブロントヴァイレスの群。
 失敗したのだ。 
 敵の塊、黒い影が貪るように君たちへと殺到する。
 戦いは終わった、黒く視界閉ざされた向こうで、君たちはそう。思った。

(執筆:鳴海 GM)
正面攻撃部隊
押し寄せるブロントヴァイレスから都市を守れ!
側面攻撃部隊
決死の妨害工作! 敵を引っ掻き回せ!
アビスメシア対策部隊
都市機能を守れ!
救護部隊
市民を守れ!

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