空に適応した生物たち

驚いたことにこの世界では、大地が消滅する前に存在していた多くの生物が空へ適応して種を保っている例が多く報告されています。
その一つの報告例が、「浮き羊」です。
家畜として辺境の島などで飼育されている例もありますが、原生種は無人の島や浮遊植物の群生地などに生息しています。
通常の羊とどう違っているかは一目瞭然で、体内に浮嚢をもち、浮遊ガスの力で空中に浮き生活しています。

姿はバルーンに頭や手足が付いたような感じですが、食性も性質ももとの羊のままです。
もちろん、「浮き」生物は、移動力に乏しいため、島や浮遊植物群などに寄り添い場合によってはしがみ付いて生きています。

なお、これらとは違った進化例もあります。
それは「飛び羊」です。
浮く代わりに飛ぶ事を選んだ進化で、高速に移動できるため捕食動物に多い進化です。
ただ、浮くのにはほとんどエネルギーが要らないのに対して、飛ぶためにはエネルギーが必要です。
そのためか、同じ原種をもつ生き物でも浮くグループよりも飛ぶグループのほうが気性が荒く攻撃的な場合が多いようです。

これらの空適応例は植物にも見られ、実の半分を浮嚢に進化させ、空中に繁茂する浮き野ブドウなどは、その代表例でしょう。

この空中世界のほとんどは未開の地(空)です。
上記以外の生物や、特殊な進化を遂げたモンスター達が、いても全く不思議ではありません。


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